千草焼きのあんかけ

高齢な方にも彩りよいメニューを食べてほしい

年齢を重ねてシニア世代となると、認知症など病気を患う事もありますし、麻痺などを起こして、食べ物が呑み込みにくくなったり、なかなか食欲が出ないという事もあります。
流動食的なも以外受け付けないという時は仕方ありませんが、まだ咀嚼能力があるという事なら、見た目にも鮮やかで食欲をそそるメニューを食べてほしいものです。

目に美しい食べ物は、食欲をわかせます。
ミキサー食の方も、一度、他の方と同じようにお膳にメニューを並べ、目でこういうものをこれから食べるよという事を知らせてからミキサーにかけると、食欲が違ってくるといいます。
食事は、口だけでするものではなく、鼻で香りをかぎ、耳で噛む音を聞き、目で彩などを見て、楽しんでいただくものなのです。

今回ご紹介する千草焼のあんかけも、卵の黄色が美しく目にパッと入ってきます。
紅しょうがをちょっとのせると赤が引き立ち、より一層彩が美しくなり、食欲が高まります。
食欲が少なくなっている高齢者に、ぜひ、食べさせてあげたい美しい日本らしい料理です。

卵は1日1個、これは間違い?

卵はコレステロール値を高くしてしまうので、1日1個までしか食べてはいけないといわれたものですが、これ、間違いという事をご存知でしょうか。
卵がコレステロール値を向上させるというのは、人に当てはまらないのです。

ウサギに卵を食べさせていたところ、コレステロールが増加したというのですが、ウサギは草食動物です。
植物に含まれている微量成分のコレステロールを少しでも体内に取り込むため、蓄積しやすい体だったのです。
人は、動物性食品も食べます。
ウサギからすれば人間は雑食です。
ウサギのように卵を食べてコレステロールが多くなるという事はないのです。

最近の研究では、コレステロールは傷ついた血管を守る絆創膏のような役割を持っていることがわかってきています。
卵を極端に多く食べるというのはよくないと思いますが、1日1個以上食べたからといって健康に害があるという事はないのです。

千種焼のあんかけを作ろう

高齢者向けのレシピです。
10人分のレシピです。
卵10個、酒50g、砂糖15g、薄口しょうゆ25g、塩1g、白身魚のすり身かはんぺん120g、千切りの人参30g、千切りのきぬさや30g、薄切りの椎茸30gです。
あんは、だし汁350cc、薄口しょうゆ25g、みりん35g、砂糖8g、片栗粉大匙1です。

人参、きぬさや、椎茸をサッと塩ゆでしておき、卵、酒、砂糖、薄口しょうゆ、塩、白身魚のすり身、若しくははんぺんを混ぜ合わせます。
卵汁を鍋に入れて極弱火で下記是ながら半熟のスクランブルエッグを作り、ゆでておいた野菜を混ぜます。
流し缶にクッキングシートを引いて卵汁を流し入れ、オーブンを180℃に温めておき、5分間焼きます。
これを20等分し、あんをかけて最後に紅ショウガをかざります。