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タラの葱味噌焼き

食事

冬においしいタラ、ネギ味噌香ばしく

タラは過熱しても固くならず、鍋に入れてもいいお出汁が出るので、冬になるとたくさん利用したい食材です。
高齢の方、また咀嚼が困難となった方も食べやすいお魚なので、レシピを増やして冬場、おいしく頂けるように工夫しましょう。

今回はネギ味噌でいつもとは違うタラ料理を楽しみます。
香ばしく食欲をそそる一品となっています。

タラの健康効果

タラは脂肪分が少なく、胃腸が弱くなっている高齢者の方にも食べられるとてもいい食材です。
繊維タンパクが豊富なので、ほぐれやすく、熱を加えても固くならないという特徴があります。

うまみ成分のイノシン酸やグルタミン酸が豊富に含まれているので、鍋などに入れると白身魚なのにたっぷりのいいお出汁が出ます。
寄せ鍋などに利用する事も多い、おいしいお魚です。

栄養価的にいうと、青魚と比較してミネラル、ビタミン類などひくめなのですが、たくさんの栄養価を持っているという特徴があります。
ビタミンDの含有率が高く、カルシウムやリンなども豊富なので、歯にも骨にも良い食材です。

骨にいいと聞くとやはり高齢者の骨粗鬆症予防に利用したいです。
年齢を重ねていく毎に、骨粗鬆症のリスクが高くなります。
特に女性は、更年期を過ぎるとかなり骨粗鬆症のリスクが高くなるといわれていますので、タラなど、カルシウムが豊富な食材を積極的に摂取し、骨粗鬆症予防を行いましょう。

タラのネギ味噌焼きを作ろう

一人分の材料はタラ70g、みそ小さじ1、長ネギ10g、調理酒小さじ1/3弱、上白糖小さじ2/3弱、本みりん小さじ1/4強、白すりごま小さじ1/3、グリーンアスパラ30g、人参10gです。
長ネギを粗みじん切りにして味噌と調理酒、上白糖、みりん、すりごまを混ぜ合わせます。
タラの水分をペーパーできれいにふき取り、グリルで両面をしっかり焼きます。

その後、表面にネギなどを混ぜた味噌を均一に塗って焼き目を付けます。
つけあわせ用の野菜となるグリーンアスパラ・人参(薄切り)を食べやすい大きさに切ってゆで添えます。

長ネギは血行促進効果がある

長ネギは麺類に利用したり焼き鳥で利用する等、主役を引き立てる名脇役ですが、実は高い兼好効果を持っています。
根元を土寄せして白くなるように育て、冬場、寒くなっていく毎に甘さが増します。
薬味やなべ物でも大活躍するねぎは、ビタミンCが豊富で、βカロテン喪豊富です。

ねぎの独特のにおいは、硫化アリルという成分で血行促進効果、体を温める効果、食欲を増進させる効果などがあります。
冬場、体が冷える時期、鍋などでねぎを食べるというのは、非常に理にかなった食べ方なのです。
年齢を重ねると動脈硬化などの問題も出てきますので、長ネギを活用して予防していきたいものです。