ササミの南蛮漬け

お年寄りだから何でもダメという考えは捨てよう

年齢を重ねていくと咀嚼力が弱くなりますし、飲み込む力も弱くなり誤嚥性肺炎なども起こしやすくなります。
肺炎は高齢者にとって命とりともなりますので、介護をしているご家族にとっては、なるべく飲み込みやすい食べ物を・・・と考え、どうしても流動食系のメニューになりがちです。
お酢などもむせやすいので、あまり使いたくないという方が多いのですが、お年寄りは酢の物や南蛮漬けなどが大好きです。

南蛮漬けというと、小あじなどを使うため、念入りにあげてから酢漬けしても、小骨とか、少し硬くなった身が喉を通らないかもしれない、誤嚥するかもしれないと心配になります。
でも、やっぱり長年食べてきた味を食べたいという気持ちがあるでしょう。

足が不自由になったり、寝たきりになると楽しみは食事以外にありません。
お風呂なども気持ちがよく毎日入りたいと思うでしょうけれど、寝たきりになるとどうしても複数の人の助けが必要となるので、お風呂も数日に一回という事になります。

となるとやはり楽しみは食事、少しでも「いつもの味」を食べさせてあげたいとご家族も考えていきましょう。
南蛮漬けは小あじで作るとちょっと怖いので、魚の触感によく似た鶏肉のササミで作ってみてはいかがでしょう。
味は南蛮漬けの味なのできっとお年寄りも喜んでくれるはずです。

やわらかササミの南蛮漬を作ろう

1人分の材料です。
ササミ1本、塩1g、胡椒1g、片栗粉3g、油4g、玉ねぎ20g、人参10g、ピーマン5g、南蛮漬けの砂糖6g、酢10g、麺つゆ(2倍濃縮)12gです。

ササミは20分から30分くらい水につけておきます。
30分以上つけておくと固くなるので、それ以上つけないようにしましょう。
お湯を沸かし野菜を千切りにして野菜をサッとゆでます。
ゆでた野菜は南蛮漬けのつけ汁につけておきます。

ササミを水から引き揚げて2つにそぐように切ります。
水気を拭き取って塩、こしょう、片栗粉をまぶしフライパンに油を入れて両面を焼きます。
ササミに色がついたら野菜を入れた南蛮漬けのつけ汁に入れます。

冷蔵庫で冷やしてもいいし、常温でもいい

飲み込みに不安があるという高齢者の場合、冷たいと飲み込みにくくなるので、常温で食べてもらう方がいいでしょう。
咀嚼力が弱くなっている方には、ササミをなるべく細かくして、野菜もゆでる時長めにゆでておくと安心です。

ササミは白身魚とよく似た触感で、柔らかくなっていますので、高齢者でも食べやすいです。
本物の南蛮漬けとはいきませんが、南蛮漬けの味を堪能していただけるでしょう。
介護は毎日疲れるものですが、機嫌よく毎日を過ごしていただくためにも、料理にちょっと工夫を凝らしていくとご家族の笑顔が増えていくはずです。