エンディングノートの選び方

エンディングノート

遺言書のカジュアルなもの

「終活」という言葉が大きく流行した背景として、「エンディングノート」というものが広く知れ渡ったことがあるのではないでしょうか。
中には終活イコールエンディングノートの作成と思っている人もいるぐらいです。
では、そもそもこのエンディングノートというのはどのような意味があるものなのでしょうか?そして、作成する場合にはどのような物を選び、どのように書くのが良いのでしょうか?

エンディングノートは、「カジュアルな遺言書」のようなものだと考えて頂ければ構いません。
ノートに自分の思いを綴り、後になって家族が読んだ時に「こんなことを思っていたのか」と考えてもらえれば、エンディングノートとしての役割は達成されています。
また、人に見られることが前提ではなく、あくまでも自分の考えを綴るだけのものとして利用しても構いません。
下記のサイトからも詳しい情報を見ることができます。
>>エンディングノート

記載する内容にもこれといって決まりがあるわけではありません。
例えば自分が亡くなった際にやって欲しいことなどを書いたり、普段感じているもののなかなか口に出して伝えることができない感謝の言葉を書いたり、様々なことが考えられます。
深く考えこむ必要はありません、「自分が亡くなったらペットの餌やりはこうして欲しい」「自分が亡くなったらパソコンのデータは見ないで消して欲しい」などなど、細かいことでも良いのです。

そのため、利用するノートについてもこれといって決まりがあるわけではなく、自分の感性で選んで構わないでしょう。
しっかりした装丁の本のようなノートを選んでも、大学ノートを選んでも構いません。
自分が書きやすいと感じるノートであればそれで良いわけです。
中にはエンディングノート専用の、解説などが付属しているものも販売されています、そう言ったものは解説が役に立ちそうだと感じるならば利用しても良いですが、そうでないならば特にこれでなければならないわけではありません。

書き方は?

それでは、エンディングノートの書き方についても考えてみましょう。
なかなか自分の死後のことを考えて何かを書け、といわれてもすぐに筆が進まない人も多いのではないでしょうか。
エンディングノートは、無理に絞り出して書くべきものかというとそうではなく、自然と書きたくなるようなことを書くというものでも十分です。
そのため、筆が進まない時には進めず、書きたいことが見つかった時に書く、というのでも十分であるわけです。

ただ、出来れば書いておきたいこともいくつかあります。
まず1つ目として「病名の告知」に関することがあります。
例えばがんのように命に直結するような病気の場合、家族が本人に病名を隠すということがよくあります。

これをして欲しいのか、もしくはしてほしくないのかをエンディングノートに書いておくわけです。
こうすることで家族が「隠していること」、あるいは「言ってしまったこと」に罪悪感を覚える必要がなくなります。
できるだけ家族の負担を減らす、というのがエンディングノートの目的の1つです。

さらに、「意思が伝えられなくなった際」のことを書いておくのも良いでしょう。
例えば病気の治療において、延命治療の段階に入ろうという時にはどうするべきか、ということを書いておくわけです。
自分は延命を望まない、ということを記載しておくのも1つの方法で、こうすることで家族の負担を減らすことができます。

加えて、認知症などになってしまった場合の「介護のこと」も書いておくと良いでしょう。
希望する介護形式がある場合や、頼みたい人がいる場合にはここに書いておきます。
認知症というのは確かに記憶力や判断力に問題が発生しますが、「感情面」だけは元通り残っていることが分かっています。
そのため、不本意な介護をされることになると、「怒り」や「悲しみ」だけは感じることになってしまうのです。

その時になって後悔することがないように、エンディングノートの作成を行いましょう。