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オクラと豆腐のあげまんじゅう

和食

咀嚼力が弱い高齢者には豆腐はとてもいい食材です

歯の丈夫な高齢者なら、固いモノでもバリバリ食べられると思いますが、咀嚼力が落ちていたり、歯が少なくなってしまっていると、固いものを食べるという事が難しくなります。
若い時同様に、固いモノでも何でもしっかり食べたいという気持ちがあっても、歯が少なくなった、咀嚼力が低下した樋人の場合、すきな物を食べるという事が出来なくなります。

すると一気に食欲がなくなり、栄養価が取れないためにエネルギーも低下し、外出しなくなる、病気をしやすくなる、風邪が長引くなどの弊害が出てくるのです。
高齢になっても食事をおいしく、その時点の咀嚼力でもしっかり食べられるものを用意するという事も、介護するモノにとって、また高齢者がいるご家庭では必要な事です。

これまで一生懸命に働き、家族を養い、お世話をしてくれた尊い存在の高齢者です。
楽しみな食べ物、食事だけでも、笑顔一杯に食べていただけるようにしていきたいものです。
では、咀嚼力が弱くなっている高齢の方、また歯が弱くなっている、少なくなっている方でも、おいしく頂くことができる、オクラと豆腐のあげまんじゅうを紹介します。

オクラと豆腐のあげまんじゅうの作り方

10人分の材料です。
オクラ120g、木綿豆腐250g、ヒジキ(乾燥)4g、卵1ヶ、塩ひとつまみ、薄口しょうゆ小さじ2、小麦粉大匙3、揚げ油適宜です。
付け合わせは、人参半分、ナス1本、あんはカツオと昆布の出汁220cc、みりん20cc、薄口しょうゆ20cc、片栗粉大匙0.5、水大匙1、おろし生姜適宜です。

あんは分量を火にかけて沸騰したら水溶き片栗粉でとろみをつけます。
ひじきを水で戻しざるにあげておきます。
木綿豆腐をゆでてざるにあげ、水けを切ります。

オクラをゆでてフードプロセッサーで粗いペースト状にしておきましょう。
ひじきと小麦粉、ペースト状になったオクラ、塩、薄口しょうゆを混ぜて、スプーンなどでピンポン玉位の大きさにしてから、180℃くらいに温めた油で色よく揚げます。

付け合せの野菜は出汁、薄口しょうゆ、みりんでうす味に煮ておきます。
油の温度を170度に下げてからナスをあげます。
全てを盛り付けて温めたあんを上からかけます。

あげまんじゅうは柔らかく、油で揚げてあるので香ばしくいただけます。
あんがとろりとしているので飲み込みやすく、柔らかいあげまんじゅうなので飲み込みにくくなっている方もすっと飲み込むことが出きます。

呑み込みが弱い方は、小さく切ってからお口に入れるようにしてあげると、より飲み込みやすくなります。
ゆっくりと食べさせることが、誤嚥を防ぐことにもつながりますので、あせらず、ゆっくりと時間をかけて食べさせてあげるようにしましょう。