シニアを狙いのネット詐欺に気をつけよう!

高齢者の詐欺被害の現状

高齢者の方をターゲットにした詐欺被害が後を絶ちませんが、その手口は巧妙化し、近年ネット詐欺被害が多くなる傾向にあります。
ネット詐欺被害と言っても、高齢者の場合はスマートフォンによるものではなく、主なトラブルは携帯によるものです。
被害報告によると、2010年と2014年を比較すると、60代では被害が13倍に、70歳以上になると、23倍にも被害が拡大しており、深刻な社会問題になっています。

高齢者をターゲットにした詐欺の手口

高齢者を狙ったネット詐欺の主な手口としては、電話勧誘を行い、その場で契約をしてしまうというケースです。
今より電話代が安くなりますよという誘い文句に、電話ではなく後からきちんと書類等で契約すると思い込んで安易に電話でOKしてしまうケースです。
この場合、契約したとみなされて、後にそれを知り解約したいと申し出た際に解約金等のトラブルに発展するケースが増えています。

さらにひどいケースは、アダルトサイトの詐欺被害で、その被害額は175億円にもなり、オレオレ詐欺に匹敵する程の被害額となっています。
どちらも電話や携帯電話を通して行われる詐欺となり、被害額も相当な額にのぼっていますので、十分に注意が必要です。
他の手口には、お金がもらえるという誘いのやりとりから、高齢者を巧妙に出会い系サイトに誘導し、何百万円ものお金を振り込ませるという被害もあります。
高齢者の方は、詐欺だと認識する認知機能が低くなっていることに加えて、寂しさや不安を抱えている人が多く、そこにつけ込まれて詐欺被害にあってしまうのです。

詐欺被害を防ぐ対策

高齢者の詐欺被害は、携帯電話を持っているから起こるという訳ではなく、高齢者にとっても携帯電話は社会とのコミュニケーションに欠かせないアイテムです。
また、携帯電話を持つことでいつでも離れた家族と連絡をとりあうことができますので家族としても安心を得ることができます。
携帯電話にはGPS機能がありますので、迷子になった時も居場所の特定ができたり、高齢者に向けた便利なサービスも提供されています。
つまり、詐欺被害の対策として大切なことは、高齢者の方がネット詐欺被害に巻き込まれないように、家族や友だち、介護の人等、周囲の人が気にかけることが重要です。

携帯電話は上手に活用すればQOL(生活の質)を高める重要なアイテムとなり、高齢者にとっても子供や孫、地域の人とのコミュニケーションに必要なものです。
携帯電話の大きなメリットを受けると同時に、高齢者が携帯電話の使い方を誤らないように、怪しいサイトや危険なサイトにはアクセス制限を設ける等、工夫が必要となります。
高齢者向けサービスを上手に利用して周囲がフォローするように対策を考えることが大切です。