生前建墓について知っておこう

生前建墓とは

生前建墓とは、その名前が表すように、亡くなる前にお墓を建てることを言い、終活に注目が集まっている近年、自分の墓の準備を事前に済ませる方が増加しています。
生前建墓を希望するのは、残される家族の負担や面倒を減らしておきたいという理由が最も大きな理由です。
また、自分の理想とする墓を自分自身で選びたいということや、心配事をなくしておいて余生を楽しみたいというように、そのほとんどが前向きな動機となっています。

最近の霊園募集では、遺骨を持つ家族の申込みよりも、自分で申し込む「生前」に募集が集中し、募集の数に対し申込みが大幅に上回ったそうです。
このことからも、現在では生前建墓についての関心が非常に高まっていることが伺えます。

生前建墓のメリット

葬儀をしたりお墓を建てることは、それなりに費用がかかりますので、自分自身で先に準備しておくことで、自分のお墓にいくら必要か分かる上に、相続税対策にもなります。
非相続人が遺産を相続すると相続税がかかる可能性がありますが、お墓の場合には祭祀(さいし)財産として非課税対象です。
何より、お墓にかかる費用がわかっていれば、余生の為に使えるお金と、家族に遺すべきお金等、計画的にお金を分けることが可能になります。
余生にどれだけ使えるかが決まれば、娯楽や交遊費を心おきなく安心して使うことができます。

残される側にとっても、大切な家族を失ってすぐ、悲しんでいる間もなく葬儀やお墓のこと、諸々手続きについて考えるのは非常に辛いことです。
家族の精神的負担を思えば、お墓を先に設計しておくことは負担軽減にもなりますし、家族としても故人の希望に沿った最期を迎えさせることができると安心できます。

また、お墓を選ぶ際には家族と相談ができますので、予算をはじめ、立地条件、お墓のサイズやデザイン、墓石に掘る文字等についても一緒に決めることが可能です。
お墓は入った後、家族によって守られ引き継がれていきますので、家族の意見も貴重なものとなります。
長期的に見て、家族皆が納得できるお墓作りをすることが、失敗せず、後悔のない生前建墓となるのです。

生前建墓の流れ

通常、お墓を建てる場合には2、3ヶ月を要する場合があり、故人が亡くなってから作る場合は急いで考える必要がありますが、生前建墓の場合はその必要はありません。
流れとしては、墓地の資料を取り寄せてから見学を申込み、現地に出向いて墓地の環境を確認します。
希望に沿う墓地があれば、予約をして契約を済ませ、管理費や永代使用料等、必要な料金の支払いと書類提出を終えれば、晴れて墓地の利用者となります。
墓石についてデザイン、素材選び、掘る文字等についての打ち合わせをしたら、見積もりをもらって発注して墓石づくり開始となり、契約から2、3ヶ月後に完成です。