永代供養墓という選択

増える永代供養墓の需要

永代供養墓とは、決められた一定期間について、お墓参りに行けない人、またはお墓参りをする人がいない場合に、寺や霊園が代理で管理と供養をしてくれるお墓です。
お墓を見てくれる親族がいない場合や夫婦二人だけでお墓に入る場合、お墓を頼める人がいない等の理由によって、近年永代供養墓を希望する人が増加傾向にあります。
供養の期間には、十七回忌、三十三回忌、五十回忌の区切りや、お寺や管理が続く限り可能という寺や霊園もありますが、三十三回忌までというケースが多いです。
その後、共同型墓地に入って供養するのが一般的となっていますが、場所によっては購入した年からカウントするところもあり、それぞれに仕組みが異なるようです。

永代供養墓の魅力

日本では晩婚化、未婚化が進んでおり、一生涯1度も結婚をしないという人が増加しています。
とある調査結果では、なんと生涯未婚である男女の割合は、男性の4人中1人の割合で、女性は7人に1人の割合となっています。
「おひとり様」という言葉を聞いたことがあると思いますが、生涯未婚のおひとり様は年々増加しており、今後も増えるとの予測です。
おひとり様は基本的にお墓を引き継ぐ継承者がいませんので、自分が入る墓をどこにするか決めなくてはいけませんが、永代供養墓の選択をする人が多いようです。

また、結婚をして子供や孫の後継者がいても、管理の為に迷惑をかけたくないという理由で、永代供養墓を選択する人も増えています。
継承者がいないおひとり様や、後に残る家族のことを考える人にとって、永代供養墓は大変魅力的であり、また経済的負担も少なくて済むことも大きなメリットです。
さらに、生前契約をして事前に全ての支払いをしておくことで、お墓に関してほとんど家族に負担をかけることもありません。

生前契約の検討

永代供養墓を管理している寺等は、このように生前契約をしたいという人の為に、生前の申込みも積極的に募集しているところが多いようです。
生前契約に関して、必要な支払いを全て済ませておけば後は何も支払う必要がない場合もあります。
または、生前に寺の組織する団体の会員になる必要があり、生前に年会費が発生するケースもありますので、寺や霊園の管理の仕組みをきちんと把握しておく必要があります。

おひとり様の場合、永代供養墓の生前契約をしていても、誰が納骨をするかという問題が残りますが、自分では不可能ですので、死後事務委任契約をする方法が一般的です。
納骨等を含む、死後に必要な手続き等を代理で行ってもらえるNPO法人の利用もできます。
永代供養墓を管理している寺や霊園には、代行を行う団体の案内をしているところも多いので、興味のある方は検討をしてみることをお勧めします。